アロマリッチを語るうえで、長年ファンの間で惜しまれているのが優美なローズとマグノリアが特徴だった「Diana(ダイアナ)」の生産終了です。SNS上でも「なぜダイアナが消えてしまったのか」と悲痛な声が上がりましたが、その廃盤理由は「よりナチュラルで軽やかな香りを求める現代のライフスタイルへの最適化」にあります。
柔軟剤市場では近年、従来の重厚なパウダリー調よりも、深呼吸したくなるような透明感やみずみずしさを好む層が急増しました。メーカー各社がラインナップを刷新するなか、アロマリッチも時代の空気感を取り入れ、より軽快で日常に溶け込みやすい「サラ」や「エリー」へとバトンを渡した形です。
また、ネット上で散見される「アロマリッチの匂いが変わった?」という疑問の真相は、定期的に行われる香料処方とカプセルフリー技術のアップデートに起因しています。ライオンは「選んだときの香りの特徴が、着るときまで変わらず続く」技術を進化させており、乾いた後の匂いが衣類の摩擦によってよりピュアに立ち上がるよう改良を重ねています。昔の記憶と比べてトップノートのツンとした立ち上がりが抑えられ、まろやかで自然な残り香へとシフトしていることが、変化を感じる理由です。