雛形あきこが明かしたストーカー被害の中でも、特に世間を震撼させたのが自宅への不法侵入と盗聴の実態でした。事件が起きたのは、彼女がグラビアアイドルとして多忙を極めていた10代後半から20代前半の時期です。
発端は、帰宅時に感じた「室内の異変」でした。自分で置いたはずのリモコンの向きが変わっていたり、クローゼットの中身に触られたような形跡があったりと、最初は気のせいかと思えるような些細な違和感が積み重なっていきます。しかし、その違和感は次第に無視できないものへとエスカレートしていきました。
異変を察知した事務所関係者や警察が部屋を詳しく調査したところ、室内に盗聴器が仕掛けられていたことが判明します。プライベートな電話のやり取りや日々の生活音がすべて犯人に筒抜けになっていたという事実は、彼女の精神を極限まで追い詰めることになりました。