ただ泊まるだけのホテルなら、どこにでもある。ここで提供されるのは、徹底的にローカルにこだわった「体験」だ。朝食ビュッフェには、毎朝仕入れる新鮮な郷土料理が並ぶ。鶏飯や黒豚のしゃぶしゃぶ、さらには地元ワイナリーや蔵元とコラボした限定の芋焼酎までが揃う。
伝統工芸品である薩摩切子をモチーフにしたインテリアや、大島紬の質感を活かしたファブリックが空間を彩る。宿泊客は、部屋にいながらにして鹿児島の歴史と文化の息吹を感じることができる。地域のリソースを贅沢に再解釈したデザインが、感度の高い旅行者の心を掴んで離さない。