雪の足跡から侵入ルートを割り出したら、それ以上の出入りを防ぐ物理的な遮断作業が必要です。ハクビシンは頭さえ入れば直径8cm程度の丸穴、わずか3〜5cmの隙間(タバコの箱や名刺の短辺程度)からでも強引に体をねじ込んで侵入してきます。
主な侵入ポイントと塞ぎ方は以下の通りです。
- 屋根の隙間・軒下:屋根の瓦のズレや軒桁の隙間には、丈夫なパンチングメタルや金網(亜鉛メッキ製・亀甲金網等)をステンレスビスで隙間なく固定する。
- 床下通気口・換気扇:樹脂製のカバーは食い破られる危険があるため、金属製の防鼠・防獣ガラリを取り付ける。
- 戸袋や配管導入部:エアコン配管の引き込み穴のパテ埋め劣化部を金属プレートや防獣パテで補強する。
- 庭木の剪定:屋根に飛び移れる位置にある庭木の枝を伐採し、雨樋には有刺鉄線状の登はん防止具を巻き付ける。
ただし、作業を行うにあたって絶対に避けなければならないのが「屋根裏にハクビシンが潜んでいる状態で穴を塞ぐこと」です。室内に閉じ込められた個体が暴れて壁を破壊したり、屋根裏で餓死して強烈な死臭とウジを発生させる原因になります。市販のくん煙忌避剤や木酢液を用いて完全に屋外へ追い出したことを確認してから、ハクビシン侵入経路の塞ぎ方を実践してください。