2017年に講談社から発売された白石麻衣のセカンド写真集『パスポート』は、重版を重ねて累計発行部数50万部を突破するという、出版界において前代未聞のメガヒットを記録しました。この歴史的快挙の原動力となったのが、同作の先行カットとして公開されたランジェリー姿およびバックショットで見せた、息をのむほど美しいヒップラインでした。
当時のグラビア界において、女性アイドルが魅せるヒップは「過度なスレンダーさ」か「豊満さ」の二極化が進んでいました。しかし、白石麻衣が提示したのは、透き通るような白肌とマシュマロのようなふんわり感を残しながら、下垂を一切感じさせない高めのヒップトップという「新基準の美」でした。撮影を担当した写真家・中村和孝氏のナチュラルなライティングも相まって、ヘルシーでありながら官能的なシルエットは女性誌や美容メディアでも特集が組まれるほどの社会現象へと発展しました。
当時の特番インタビューや手記において、白石麻衣自身も「撮影に向けて無理に体重を落とすのではなく、女性らしい丸みを残すコンディショニングを意識した」と語っています。ただ痩せることだけを目指すダイエットとは一線を画したこのアプローチこそが、男女双方から圧倒的な称賛を集めた決定的な要因です。