パキラのトラブルの中で最も危険度が高いのが「幹を押すとブヨブヨと柔らかい」「樹皮が浮いて中がスカスカになっている」という症状です。この状態は、根腐れが進行して幹の内部組織まで腐朽菌が侵入したことを示しています。放置すれば確実に枯死に至りますが、適切なパキラの幹が柔らかい対処法を実施すれば復活のチャンスは残されています。
腐敗した株を救出する救命プロトコルは以下の通りです。
まず鉢から株を慎重に抜き、根の状態を目視確認します。黒ずんで異臭を放つ腐った根や、引っ張ると簡単にちぎれる根を消毒したハサミで全て切り落とします。幹の下部が腐っている場合は、健康な緑色の断面が現れる位置まで思い切って幹を切断する必要があります。
救出後は、水はけに優れた新品の観葉植物用培養土(赤玉土小粒7:腐葉土3、または市販のプロトリーフ等)を用いて新しい鉢に植え替えます。植え替え直後は直射日光を避け、風通しの良い明るい日陰で養生させてください。発根促進剤(メネデール等)を薄めた水をごく少量与え、土が過湿にならないよう乾かし気味に管理することで、2〜4週間ほどで新しい健康な根が再生してきます。これがパキラが枯れる原因と復活の基本プロセスです。