GLAYという奇跡的な共同体が四半世紀以上にわたり一度も解散・活動休止することなく続いてきた背景には、4人の強固な信頼関係がある。メインコンポーザーであるTAKUROが紡ぎ出すドラマティックな旋律、HISASHIのトリッキーで革新的なギタートーン、そしてJIROのタイトでメロディアスなベースライン。この盤石なアンサンブルの中心で、TERUのボーカルは常にコンパスの針のようにバンドの方向性を示してきた。
「3人が鳴らす音を聴けば、自分がどう歌うべきかが一瞬でわかる」とTERUは口にする。互いの個性をリスペクトし合い、エゴをぶつけ合うのではなく高め合う関係性。リハーサルスタジオに入れば、瞬時に10代の頃のアマチュアバンドのような純粋な笑顔に戻る。この揺るぎない絆が存在するからこそ、フロントマンとしての重責を背負いながらも、彼はステージの上で誰よりも自由に羽ばたくことができるのだ。