日本のドラマ界において、長らくヒロインには「浮世離れした圧倒的ビジュアル」が求められてきた。いわゆるモデル体型や華やかな顔立ちが画面を支配していた時代から、近年は「自分たちの日常の延長線上にいる存在」へとトレンドが移行しつつある。上白石萌音はその象徴的存在だ。
彼女の魅力は、視聴者が思わず感情移入してしまう圧倒的な「隣人感」と親しみやすさにある。しかし、この親近感こそが、一部の過激なネットユーザーにとっては「なぜ自分と変わらないように見える彼女が、イケメン俳優の相手役を務めるのか」という理不尽な嫉妬やルッキズム的攻撃へと変貌してしまうのだ。