怪我の防止とパフォーマンス向上を両立させるため、指導現場のあり方も激変している。日本ハンドボール協会や国際ハンドボール連盟は、育成年代からの無理な投げ込みを排除し、解剖学的根拠に基づいたガイドラインの普及に注力し始めた。
かつてのスパルタ式な根性論を廃し、骨格の発達段階に応じた段階的なフォーム指導が定着しつつある。特にジュニア世代に対しては、まず股関節の可動域と肩甲骨の連動性を確保するエクササイズを優先し、フォームの崩れを早期に修正する指導プログラムが普及している。現場の指導者にも最新の理論的バックボーンが求められる時代となった。