ロッシー小川(本名:小川 宏、1957年5月1日生まれ、現在68歳)氏のキャリアは、日本の女子プロレス史そのものと言っても過言ではありません。1977年に全日本女子プロレス(全女)へスタッフとして入社して以来、約50年にわたり現場の最前線に立ち続けてきました。
全女時代は企画広報部長やマッチメイカーとして、ビューティ・ペアの熱狂を支え、後に社会現象となった「クラッシュ・ギャルズ(ライオネス飛鳥・長与千種)」のブームを仕掛けました。リング上の激闘だけでなく、写真集やレコードのリリースなど、女子プロレスラーのアイドル的魅力を引き出すプロデュース手法は、この時代に確立されたものです。
1997年に全女を離脱した後は、1998年に「ハイパー・ビジュアル・ファイティング ARSION(アルシオン)」を設立。格闘色の強い関節技とビジュアルを融合させた先駆的なスタイルを提示しました。そして2010年9月、風香氏らと共に「スターダム(STARDOM)」を旗揚げ。紫雷イオ(現WWE・IYO SKY)、宝城カイリ(現カイリ・セイン)、岩谷麻優の「スリーダム」を軸に団体を急成長させ、2019年にブシロードグループへ事業譲渡して世界規模の団体へと押し上げました。