検索エンジンや大手ポータルサイトの検索候補欄に特定の単語が並ぶ光景は、珍しくない。今回の騒動も、まさにその検索連動表示がきっかけだった。Yahoo!ニュースのコメント欄やABEMAのニュース番組内でスポーツ選手のセカンドキャリアや芸能界の離婚・再婚が取り上げられるたび、関連人物のキーワードが自動生成される。その結果、事実無根の単語が結びつき、閲覧者に誤解を与える現象が発生した。
同姓同名の人物や別のスポーツ関係者の再婚報道が記憶の混同を引き起こした可能性も極めて高い。ネット空間では一度アルゴリズムが誤認識を学習すると、根拠のない噂が連鎖的にクリックされ、あたかも「公の事実」であるかのような錯覚を生み出してしまう。取材の現場から見ても、今回の再婚説には一次情報となる裏付けが一切存在しない。