自宅でのスマホ撮影をプロ級のクオリティに引き上げるためには、撮影環境のセットアップと加工のさじ加減が肝心です。道具を使わずに手持ちで自撮りをすると、どうしても脇が開き、肩のラインが歪んでしまいます。
撮影時はスマホを顔の正面(目線の高さ)に固定できるスタンドや三脚を使用し、タイマー機能またはリモートシャッターを使って撮影するのが基本です。また、顎の下に落ちる影を消すため、胸元の下あたりに白いバスタオルやスケッチブックをレフ板代わりに置くだけで、目元や首元が明るく均一に照らされます。
背景処理においては、近年のAIによる自動背景変更機能が非常に優秀です。ただし、切り抜き精度が向上したとはいえ、元の壁色が濃いと髪の毛の輪郭に境界線のノイズが残りやすくなります。ベースはなるべく無地の白い壁の前で撮影するのが鉄則です。
背景色の選択基準は用途によって明確に異なります。履歴書や一般的な就活では清潔感と落ち着きのある「白」または「薄い青(スカイブルー)」が定番です。一方で、パスポート申請用では無地の淡い色のみが認められており、濃い青やグラデーションは不可とされているため、基本的には「白」または「極めて薄いグレー」を選択するのが安全です。