かつてローソンTOC大崎店が担っていた役割を理解する上で欠かせないのが、その独特なロケーションです。JR大崎駅東口を出て目黒川方面へと進み、徒歩約4分から5分の距離に位置するTOC大崎ビルディング(東京都品川区大崎1-6-1)は、地上21階建ての重厚なオフィス主体の複合ビルです。
駅直結の大型複合商業施設であるゲートシティ大崎や大崎ニューシティとは異なり、ローソンTOC大崎店へのアクセスは、ペデストリアンデッキを降りて地上レベルを少し歩く必要がありました。そのため、駅利用者全般というよりも、「TOC大崎ビルおよび近隣ビルに勤務するオフィスワーカーの専用インフラ」として機能していた側面が色濃く残っています。
朝の通勤時間帯(8:15〜8:50)にはビルへ吸い込まれるサラリーマンがコーヒーや朝食を買い求め、12時台のランチタイムには弁当コーナーが瞬く間に品薄になるという、オフィス街特有の極端な繁閑サイクルが日常の風景でした。