かつて紀伊國屋書店の洋書コーナーといえば、研究者や語学学習者のためのストイックな空間という印象が強かった。しかし現在、その風景はガラリと姿を変えている。アジア圏からの旅行者だけでなく、欧米のビジュアルブックコレクター、さらには海外のグラフィックノベルを求める日本の若い世代がフロア全体に溢れている。
ペーパーバックの棚だけでなく、アートブック、デザイン書、さらには海外で出版されたインディーズのZINE(小冊子)まで網羅されたラインナップ。東京という都市が世界中のポップカルチャーと学術のハブであることを、このフロアの熱量が雄弁に物語っている。