雄英高校を卒業した後の世界を描いた最終章において、麗日お茶子はプロヒーロー「ウラビティ」として確固たる地位を築いています。彼女が取り組んでいるのは、単なる敵(ヴィラン)の制圧にとどまりません。学生時代に直面したトガヒミコという少女の悲劇を教訓に、幼少期の個性発現に伴う心の歪みや孤立を防ぐための「個性カウンセリング拡張プロジェクト」を全国規模で推進しています。
多くの読者が最も気をもんでいた「デク(緑谷出久)との恋愛関係の結末」について、作中では単純な交際・結婚というステレオタイプな描写ではなく、より高次な信頼と魂の結びつきとして描かれました。思春期特有の淡い好意やデクへの秘めた想いを自覚しながらも、お茶子は世界の命運を懸けた戦いの中で「自分自身のヒーローとしての責務」を全うすることを選びました。
無個性に戻り教職の道へ進んだデクと、前線で社会変革を担うお茶子。2人は大人になっても頻繁に連絡を取り合い、雄英高校1年A組の仲間たちと共に強い絆で結ばれています。恋愛感情を超えた「魂の戦友であり、互いを最も理解する最良の理解者」という着地点は、読者層から極めて高い納得感と感動をもって受け止められています。