現在、国内のボディケア市場はかつてない活況を呈している。牽引役となっているのは、長年市場をリードしてきた花王株式会社や株式会社資生堂といった大手メーカーの飽くなき研究開発だ。これまでは「しっとり感」や「香りの良さ」といった感覚的な価値が重視されがちだったが、近年は皮膚のラメラ構造に着目した高機能処方が主流になりつつある。
消費者の購買行動もダイナミックに変化した。かつては店頭のテスターで選ぶのが当たり前だったが、現在はAmazon.co.jpや楽天市場などの大手ECプラットフォームで詳細なレビューを読み込み、成分表を吟味してから指名買いするスタイルが定着している。オンライン上の膨大なクチコミはメーカー側の製品改良スピードを加速させ、より低刺激で持続力の高い製品が次々と誕生する好循環を生み出している。