2026年の和菓子市場を牽引しているのは、伝統を守る老舗の技だけではない。大手コンビニエンスストアチェーンによる技術革新もまた、業界を大きく沸かせている。
今年のコンビニ店頭を飾るのは、特許技術を用いて解凍後も出来立ての「モチモチ感」を再現した冷凍桜もちや、糖質を大幅にカットしながらも濃厚な餡の風味を維持したヘルシー商品だ。100円台で手に入る手軽さでありながら、老舗にも引けを取らない品質の高さが話題を集めている。
一方で、老舗側も指をくわえて見ているわけではない。創業200年を超える老舗店が、スパイスやクラフトジンとペアリングするための大人向け桜もちをリリースするなど、新たな客層の開拓に余念がない。手軽さとプレミアム感、二つの極限が切磋琢磨することで、市場全体がかつてない活性化を見せている。