大相撲の懸賞旗といえば、誰もが真っ先に思い浮かべるのが永谷園ではないでしょうか。「お茶づけ海苔」「さけ茶づけ」「あさげ」「ゆうげ」といったおなじみのパッケージデザインが次々と土俵を回るシーンは、もはや大相撲中継の風物詩です。永谷園は毎場所数百本単位の懸賞を長年提供し続けており、相撲文化を支える筆頭スポンサーとして絶大な存在感を放っています。
また、昭和の名残を今に伝えるユニークな懸賞として知られるのが、森永製菓による「森永賞」です。森永賞は企業側が取組を指定するのではなく、本場所の会場を訪れた大相撲ファンが「今日一番見たい取組」に投票し、最多得票を集めた取組に懸賞が懸けられるという伝統的な参加型企画です。
近年では老舗の食品メーカーや清酒メーカーだけでなく、大手IT企業、ゲーム会社、美容クリニック、地方創生を目指す自治体など、スポンサーの顔ぶれは実に多彩になっています。全国放送されるNHKの大相撲中継では企業名のアナウンスこそ行われませんが、土俵上を回る旗の文字やデザインは鮮明に映し出されるため、広告宣伝価値は極めて高いと評価されています。