ポニーテール描き方のコツ|不自然さを脱する結び目の立体構造とアタリ技法

ポニーテール描き方のコツ|不自然さを脱する結び目の立体構造とアタリ技法

ポニーテール描き方のコツ|不自然さを脱する結び目の立体構造とアタリ技法の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

ネット上の簡易メイキング動画やSNSのTipsにおいて散見される最大の誤解が、「細いブラシで髪の毛を一本一本丹念に描き込むことがクオリティアップにつながる」という言説です。作画の基礎構造を欠いたまま微細な線を重ねても、全体としての立体感はむしろ希薄になり、硬くパサついた印象を与えてしまいます。

プロの現場における共通認識は、「ディテールはシルエット(面)に従属する」という大原則です。毛束は数千本の集合体でありながら、油分や水分、静電気によって互いに引き合い、一定の「面」を形成して動きます。一本一本の線を描くのではなく、面としての明暗の境界線(ターミネーター)をどこに配置するかが立体感の根幹です。

もう一つの盲点は、「ゴムの締め付けによる頭皮の引っ張り線を過剰に描きすぎる」という失敗です。生え際から結び目へ向かう線を無数に均等に並べてしまうと、キャラクターが老化して見えたり、頭部がシマウマのようなストライプ模様に見えてしまいます。引っ張りのニュアンス線は、最もテンションがかかる「生え際の角」「耳の上」「襟足の端」など、ポイントを絞って数本だけ強弱をつけて引くのが、清潔感と立体感を両立させるプロの作画ルールです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。