本場韓国の伝統的なビビンバは、個別のナムルを丁寧に仕込んでご飯の上に盛り付ける手間のかかる料理である。しかし、Oisix流の解釈は異なる。ニラ、えのき、人参、小松菜といった火の通りやすさと食感の異なる野菜を、ひとつのフライパンで順次炒め合わせる手法をとる。
人参のシャキシャキ感を残しつつ、小松菜の葉先をしんなりさせ、えのきで全体をとろりとまとめる。強火で一気に煽ることで余分な水分を飛ばし、野菜本来の甘みと歯ごたえを凝縮させる火入れの妙は、韓国料理のエッセンスを日本の家庭環境に合わせて見事に脱構築した好例だ。