王室外交の真髄は、公式式典のカメラが回っていない「プライベートな瞬間」にこそ現れる。過去の欧州訪問においても、両陛下は現地の王室メンバーから私的な夕食会や王室所有の郊外の宮殿へ招かれ、水入らずの時間を過ごされた実績がある。今回も、公式日程の合間にそうした非公式の密着エピソードが生まれることは確実だ。
特に皇后雅子さまの心身のお健康に配慮しつつ、リラックスした雰囲気の中で行われる懇談は、相互の理解をより深める貴重な場となる。ベルギー王室が用意する伝統的な家庭料理や、現地ならではの文化でもてなされるひとときは、両国トップ同士の個人的な友情を一段と強固なものにするだろう。