らむりんのバトンを受け取って登場したのが、ピンクの猫をモチーフにした「ニャッキー」だ。彼女の設定は、従来のアニメキャラクター像を鮮やかに塗り替えた。
ニャッキーは走ることが大好きで、負けず嫌いなスポーツ少女。そして何より象徴的なのが、彼女の家庭環境だ。母親は働きに出ており、祖母を含む多世代の家庭で暮らしている。ワーキングマザーや多様な家族の形が当たり前となった現代社会を、ストレートに反映したキャラクター造形だった。
子供たちが画面の中に「自分たちの日常」を見出せるようにする。それこそが幼児教育・エデュテインメントを標榜する作品として譲れない線引きだった。この交代劇は、単なるメンバーチェンジではなく、社会のジェンダー観や家族像のシフトを映し出す鏡だったのだ。