地方創生と公共交通機関の維持を図る国土交通省にとっても、若者の移動活性化は最優先課題のひとつである。インバウンド需要が都市部に集中する一方で、国内の地方路線における若者の人流をいかに創出するか。その解決策として、若年層の移動ハードルを極限まで下げる制度の存在感が増している。
若者が動けば、地方の旅行・観光業に直接的な経済効果が波及する。格安の搭乗費用で浮いた予算は、現地での宿泊やグルメ、アクティビティ体験へと回される。若者の旅行頻度が高まることで、過疎化に悩む観光地にも新しい賑わいが生まれ、地域経済の好循環を後押しするという重要な役割を担っているのだ。