かつてハッピーセットといえば、未就学児や小学生向けのキャラクターグッズが定番だった。しかし現在、その構図は劇的に変化している。2026年のラインナップを見渡すと、Z世代から昭和世代までを直撃するハイターゲットなIP(知的財産)とのコラボレーションが目立つ。
背景にあるのは、大人層によるコレクター需要の激増だ。精密に造形されたミニチュアフィギュアや、話題のイラストレーターとタッグを組んだ限定デザインなど、大人の所有欲を直接刺激するクオリティの高いアイテムが次々と投下されている。現場で話を聞いた30代の男性ファンは「子どもの頃に買えなかった反動もあるが、今のグッズはインテリアとしても成立するレベル。コンプリートするまで通わざるを得ない」と熱弁する。ターゲット層を大胆に広げたことが、爆発的な売上を下支えしているのだ。