首都圏を中心に依然として過熱が続く中学受験ブームも、この問題を複雑にしている。通信教育だけで受験を乗り切ろうとする家庭にとって、親の負担は塾通い以上に重くなるケースが少なくない。スケジュール管理、志望校選び、そして日々のメンタルコントロール。これらすべてを家庭内で完結させようとすれば、母親が「鬼監督」になってしまうのは時間の問題だ。
ここで重要なのは、通信教育を「親子の戦い」にしないための仕組み作りだ。週に一度は教材から離れて雑談をする時間を作る、進捗が遅れても「そういう週もある」と割り切る心の余裕を持つ。親自身が燃え尽きないための防衛策が必要不可欠となっている。