物語の舞台は、霧に包まれた北欧の孤島にそびえ立つ古城。ルパン三世のもとに届いた一通の奇妙な予告状からストーリーは動き出す。差出人は、歴史の陰で世界を操ってきたとされる謎の組織「ヴァルハラ一族」。彼らが狙うのは、ルパン一世がかつて封印したとされる「不死身の血」を巡る古文書だ。
自らのルーツと一族に受け継がれた業(ごう)に向き合うルパン。次元大介の渋く重厚なガンアクション、石川五ェ門の静寂を切り裂く斬鉄剣、そして相変わらずの策略で物語を翻弄する峰不二子。銭形警部との追走劇も健在だが、今作の敵は単なる悪党ではない。人間を超越した存在との心理戦と、緻密に張り巡らされた伏線回収が、観る者を片時も画面から逸らさせない。