2000年代初頭、ダンス・ポップ/R&Bを武器に日本のJ-POP界およびアジア市場へ鮮烈な風を吹き込んだ彼らは、まさに先駆者だった。しかし、絶頂期に訪れた専属契約を巡る対立とグループの分裂は、ファンコミュニティのみならずアジアの音楽産業全体に計り知れない爪痕を残すこととなった。
あれから長い月日が経ち、それぞれの陣営が歩んできた道は決して平坦ではなかった。東方神起を守り続けたユンホとチャンミンは、幾度ものドームツアーを成功させて不動の地位を証明し続けた。一方でジェジュンは、ソロアーティストとしての地歩を固めるとともに、日本と韓国を行き来しながら地道かつ強固なファンベースを再構築してきた。かつての対立構造は、互いがそれぞれの場所で孤軍奮闘し、プロフェッショナルとしての実績を積み上げたことで、いつしか「同時代を生き抜いた戦友」としての無言のリスペクトへと昇華されていったのである。