ピアスキャッチの向きを間違えて装着しているケースは、街頭調査やサロン現場でも頻繁に見受けられます。逆向きに着けると保持力が半減するだけでなく、耳たぶへの圧迫による血行不良やホールの変形を招く恐れがあります。
最も間違いが多いのが、「ベル型(釣鐘型・スカート型)のシリコンキャッチ」と「円盤付きキャッチ(ディスク型)」です。
ベル型シリコンの場合、「平らで広い面(スカート側)」を耳たぶに密着させ、「細くすぼまっている側」を外側(後方)に向けて差し込むのが構造上の正解です。広い面積で耳たぶの裏を支えることでピアストップの前垂れを防ぎ、安定感を保つ力学設計になっています。逆に細い方を耳たぶ側にしてしまうと、ホール周囲に局所的な圧力がかかり、シリコンがホール内にめり込むリスクが生じます。
円盤付きキャッチも同様に、プラスチックの円盤面が耳たぶの裏側にぴったり沿うように装着します。大ぶりで重みのあるピアスを着ける際、この広い面が耳たぶを裏からフラットに支え、ピアスが下を向くのを美しく補正してくれます。