津田大介の名を一般層にまで一気に広めたのは、2000年代後半におけるTwitter(現X)の普及期でした。シンポジウムや記者会見の模様をテキストでリアルタイム実況中継する「津田る」というネットスラングが生まれるほど、その速報性と要約力は圧倒的な注目を集めました。
2007年にはポップカルチャー専門ニュースサイト『ナタリー』の立ち上げに参画。2008年には一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)を共同設立し、違法ダウンロード刑罰化反対のロビー活動を展開するなど、政策提言の分野でも存在感を発揮します。
早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコースの非常勤講師や、数々の民放テレビ・ラジオ番組のコメンテーターを務め、ITの専門家から総合的な時事論客へと活動の幅を急速に拡大していきました。メディアの構造変化を自ら実証するように、プラットフォームを移しながら発信を続けてきた経歴は極めて特異と言えます。