平山相太の現在と引退理由|怪物から仙台大監督へ転身した真実

平山相太の現在と引退理由|怪物から仙台大監督へ転身した真実

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多くのプロサッカー選手が引退後、そのまま古巣のスクールコーチや解説者の道へ進む中、平山が下した選択は世間を驚かせました。32歳でスパイクを脱いだ直後の2018年4月、順天堂大学スポーツ健康科学部の3年次へと編入したのです。筑波大学を中退してオランダへ渡ってから約13年。33歳になった元日本代表ストライカーが、一般の若者たちに混ざってペンを握り、生体力学(バイオメカニクス)や運動生理学、コーチング理論を学び直す道を選びました。

この転身の背景には、現役時代に抱き続けた強い課題意識がありました。「なぜ自分はこれほど怪我を繰り返したのか」「感覚だけでサッカーを教えては、教え子の未来を壊してしまうのではないか」という疑問です。自分自身が経験した怪我の苦しみや、指導者の言葉足らずによって生じる選手の迷いを学術的に解明したいという探求心が、彼をキャンパスへと向かわせました。

学部卒業後には同大学大学院へと進学し、修士課程を修了。さらにJFA公認指導者ライセンスの講習を積み重ねるなど、指導者としての引き出しを徹底的に増やしました。この「リカレント教育(学び直し)」という回り道こそが、現在の仙台大学での躍進を支える太い背骨となっています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。