ネット上でいまだに根強く拡散されているのが「国会議員は10年在職すれば一生手厚い議員年金がもらえる」という情報ですが、これは明確な誤解です。
かつて存在した「国会議員互助年金」は、在職10年で年額約410万円以上が生涯支給される破格の優遇制度でしたが、国民の猛反発を受けて2006年に完全廃止されました。現職の議員は一般国民と同様に「国民年金」および民間サラリーマンと同じ「厚生年金」への加入に一本化されています。
国会議員の「生涯年収」については、当選回数に完全に左右されます。衆議院の平均在職期間は約7〜8年(2〜3期)と言われており、3期務めて落選した議員の公費給与累計は約1億5,000万円程度です。退職金制度は国会議員には存在しないため、落選した瞬間に収入がゼロになり、再起に向けた浪人期間の活動資金で破産寸前に追い込まれる元議員も珍しくありません。