ネット上の口コミで頻繁に目にする「期待していたより査定額がつかなかった」「ほとんど引き取ってもらえなかった」という指摘。その背景には、リユース業界共通の明確な査定基準と在庫回転の仕組みが存在します。
第一に挙げられるのが買取不可となる明確なルールです。特に生活家電はPSEマークの有無や製造年数(一般的に製造から7年〜10年以内が目安)、家具は分解・組み立てによる耐久性の劣化や大型すぎる規格などが厳格にチェックされます。安全基準を満たさない製品や再販時の需要が極めて低いアイテムは、店舗側の在庫保管コストを圧迫するため、無料引き取りすら断られるケースが少なくありません。
第二に、全国約800店舗以上を展開する大手チェーン特有のPOSデータ連動型査定システムが影響しています。独自のデータベースに基づき、全国の過去販売実績や現在の在庫過多状況がリアルタイムで査定額に反映されます。そのため、地域相場というよりは「全国的な流通需要」に準拠した価格が提示され、フリマアプリでの個人間取引価格と比較した際に「買い叩かれた」と感じるギャップが生まれるのです。