伊藤英明の肉体美が世間に強烈なインパクトを与えた原点は、2004年にスタートした映画『海猿』シリーズです。潜水士という命懸けの役柄を演じ切るため、当時の彼は海上保安庁の過酷な潜水研修と同等のメニューをこなし、極限まで無駄を削ぎ落とした肉体を作り上げました。
一般的なアスリートや俳優であれば、40代を境に代謝の低下や関節の摩耗により筋肉量の維持が難しくなるのが自然なバイオリズムです。しかし、伊藤英明の場合は単なる「現状維持」にとどまらず、ハリウッド共同制作ドラマ『TOKYO VICE』や近年のハードボイルド作品に至るまで、年齢に応じた厚みと風格を兼ね備えた筋肉へとシフトさせています。
肉体が衰えない最大の理由は、一時的なダイエットではなく「生活様式そのものをアスリート化させている点」にあります。撮影期間中だけでなくオフシーズンでも早朝のワークアウトを欠かさず、加齢による筋力低下を逆算したトレーニングプログラムを長年アップデートし続けていることが、奇跡的な50代のフィジカルを支えています。