高卒でのプロ入りを断り、大学進学を選んだ決断。当時は異色とも言われたその選択が、現在の卓越した戦術眼の土台を作った。川崎フロンターレの育成組織で磨かれた技術に、大学4年間で培ったフィジカルと理論が融合した。単なるサイドアタッカーの枠にとどまらない価値がここにある。
守備への献身性やトラップ一筋の局面打開力は、現代サッカーの指揮官にとって計算できる貴重な駒だ。相手の二重マークを苦にせず、サイドでボールを保持してチーム全体を押し上げる時間を作る。プレミアリーグの過酷なゲームを制する鍵は、この「時間を創出する能力」に他ならない。