二人の物語の始まりは、高校時代にまで遡ります。鳥谷敬氏と裕子さんが出会ったのは、強豪として知られる埼玉栄高等学校でした。鳥谷氏は野球部の主将でありチームの中心選手。そして1学年先輩だった裕子さんは、野球部のマネージャーを務めていました。白球を追う球児と、それを陰で支えるマネージャーという、まさに青春映画の一コマのような関係から二人の交際はスタートしたのです。
高校卒業後、鳥谷氏は名門・早稲田大学野球部へと進学。東京六大学リーグで三冠王を獲得するなど、瞬く間に球界期待のスターダムへと駆け上がります。しかし、離れた環境にあっても二人の愛が揺らぐことはありませんでした。大学での猛練習やプレッシャーに直面する鳥谷氏を、裕子さんは常に温かく受け止め、精神的な支柱であり続けました。そして、阪神タイガースからドラフト自由枠で指名を受けプロ入りした翌年の2005年、二人は満を持して結婚。高校時代からの愛を結実させたニュースは、プロ野球業界内でも大きな祝福をもって迎えられました。