万が一、密室で脅迫を受ける現場に遭遇してしまった場合、どのように対処すべきなのか。数多くの刑事事件を手がけてきた刑事専門弁護士は、現場での即座の判断が被害の拡大を防ぐ鍵になると語る。
「密室で複数人に囲まれた場合、身体の安全を最優先に確保しなければなりません。その場での無理な抵抗は禁物ですが、絶対にやってはならないのが『自筆での念書作成』や『借用書へのサイン』です。これらは後から民事上の金銭トラブルに見せかけるための道具として悪用されます」
弁護士によると、隙を見てスマートフォンのボイスレコーダーを起動し、会話内容を録音しておくことが後の捜査や返還請求で決定的な武器になるという。現在、リーガルサービス業界では、マッチングアプリ関連トラブルや恐喝被害に特化した緊急相談窓口を設ける法律事務所が増加しており、被害発生直後の初動支援体制が整いつつある。