縮毛矯正を検討する際、スケジューリングで最も注意を払うべきなのが「所要時間」と「他メニューとの間隔」です。
縮毛矯正の施術時間は、一般的なサロンワークにおいて3時間から4時間程度が標準となります。カウンセリング、プレシャンプー、1剤塗布、軟化チェック、丁寧な中間水洗、完全ドライ、1本1本細かくパネルを取るアイロンワーク、2剤塗布、最終トリートメント、ドライ&ブローと、工程数が他の美容技術に比べて圧倒的に多いためです。髪の量が多い方やロングヘア、あるいは癖が非常に強い方の場合は、4時間半を超えるケースも珍しくありません。
また、多くの利用者が悩む「ヘアカラーとの同時施術」については、明確なルールを知っておく必要があります。薬機法上、医薬部外品に分類される従来のアルカリ縮毛矯正剤と医薬部外品の酸化染毛剤(一般的な白髪染めやお洒落染め)は、同日に同一サロンで施術することが原則として制限されています。化粧品登録された薬剤を用いることで同時施術を行うサロンも存在しますが、毛髪への負担は跳ね上がります。
髪のコンディションを最優先にするならば、縮毛矯正を先に行い、最低でも1週間から2週間の間隔を空けてからカラーリングを行うスケジュールがベストです。縮毛矯正の直後は髪の内部構造がデリケートな状態に傾いており、色落ちが起きやすい性質を持ちます。このインターバルを挟むことで、薬剤による髪のパサつきや褪色トラブルを最小限に防ぐことができます。