外食を単なる「栄養補給」や「コストパフォーマンス勝負の満腹感」と捉えるか、それとも「記憶に残る空間と時間の共有」と捉えるかによって、札幌かに本家の評価は180度分かれます。消費社会学の観点から見れば、同店が売っているのは蟹の可食部重量(グラム単価)ではなく、「特別なハレの日を演出し、同席者との関係性を深める劇場型のホスピタリティ体験」そのものです。
この本質を踏まえた上で、編集部が導き出した「選ぶべき人」「避けるべき人」の客観的基準は以下の通りです。
【札幌かに本家が向いている人】
・両親の長寿祝い、子どもの入学・卒業、顔合わせなど、周囲に邪魔されない格式ある個室を求める人
・接待や会食で、安心感のある落ち着いた接客と定番の名門ブランド力を必要としているビジネスパーソン
・多少の出費を惜しまず、出汁の効いた本物のかにすきや職人の蟹料理を優雅に味わいたい旅行者
【利用を慎重に検討すべき・他店が向いている人】
・とにかく安く大量に蟹を食べたい「食べ放題」志向の人(市場直営のバイキングや海鮮居酒屋が適切)
・旅行のスケジュールが分刻みで、30分程度で食事をサッと済ませて次の観光地へ急ぎたい人
・最新のモダンでスタイリッシュなカフェ風空間を好み、重厚な民芸調の和風建築に魅力を感じない人