Plの塔の現在と内部の真相!見学可否や解体の噂を現地徹底追跡

Plの塔の現在と内部の真相!見学可否や解体の噂を現地徹底追跡

Plの塔の現在と内部の真相!見学可否や解体の噂を現地徹底追跡の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

PLの塔の魅力は、その特異すぎる外観と構造にあります。全高は180メートルにおよび、鉄骨鉄筋コンクリート造(一部SRC造)の記念塔としては日本屈指の規模を誇ります。設計構想を手がけたのは、パーフェクト リバティー教団の二代教祖である御木徳近(みき とくちか)氏。実際の設計監理は大手組織設計事務所の日建設計が担当し、施工は東急建設が担いました。

建築工法として特筆すべきは、彫刻的な自由曲面を実現するために採用された「ショットクリート工法(コンクリート吹き付け工法)」です。通常のような平坦な型枠を組むのではなく、網目状に組まれた複雑な鉄骨・鉄筋の骨組みに対し、特殊なコンクリートを職人が吹き付けて手作業で削り出し、成形していくという前代未聞の職人技が投入されました。この有機的な造形は、しばしばスペインの建築家アントニ・ガウディのサグラダ・ファミリアや、シュヴァルの理想宮と比較される理由となっています。

内部構造は、中心部を貫くエレベーターシャフトと螺旋状の階段室、構造を支える強固な耐力壁で構成されています。低層部には慰霊のための祭壇と納骨設備があり、地下には有史以来のあらゆる戦争・争いによって落命した人々の霊を慰めるための名簿が奉安されています。PLの塔が単なるモニュメントではなく、明確な宗教的機能を持った霊廟であることがこの構造から理解できます。

建築・モニュメント名高さ / 竣工年構造・デザインの特徴2026年現在の公開状況・見解大平和祈念塔(PLの塔)180m / 1970年ショットクリート工法による有機的彫刻造形(白亜の巨塔)1階参拝ロビーのみ入場可能。上層展望台は長期閉鎖中。太陽の塔(万博記念公園)70m / 1970年岡本太郎設計、鉄骨・鉄筋コンクリート造の生命の樹モニュメント耐震改修を経て事前予約制で「生命の樹」内部を常時公開中。通天閣(新世界)108m / 1956年再建内藤多仲設計による鉄骨トラス構造の電波・観光タワー展望台、タワースライダーなど完全観光地化して営業中。牛久大仏(茨城県)120m / 1993年青銅製立像としては世界最大級、内部鉄骨構造胸部展望窓(地上85m)までエレベーターで胎内拝観可能。

同じ1970年(昭和45年)の日本万国博覧会(大阪万博)の年に竣工した岡本太郎の「太陽の塔」と比較すると、PLの塔は倍以上の高さを持ちながら、観光商業施設化されず、あくまで宗教的静謐さを保ち続けている点に大きな違いがあります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。