感覚的なセンスに頼らず、論理的におじさんっぽく見えない選び方を実践するためには、購入前に確認すべき「数値と素材の基準」を把握しておく必要があります。国内の主要百貨店バイヤーおよび鞄メーカーの公式仕様データをもとに、40代男性が選ぶべきショルダーバッグの客観的基準を以下の比較表にまとめました。
上記のデータが示す通り、大人かっこいい本革レザーを選ぶ際の最適解は、表面に細かな凹凸加工を施した「シュリンクレザー(シボ革)」です。ガラスレザーのような強い光沢を持つ革はキザな印象を与えやすく、逆に無加工のヌメ革やスムースレザーは爪の引っ掻き傷や水シミが目立ちやすいため、休日のラフな使用には神経を使います。その点、シュリンクレザーは傷に強く、身体のラインに沿ってしなやかに馴染むため、Tシャツ1枚のスタイルにもニットやコートの上からでも自然に溶け込みます。
また、雨の日やアウトドア、テーマパークへの外出などでナイロン製軽量斜めがけバッグを選択する場合は、「異素材コンビネーション」が絶対条件となります。バッグ全体がナイロンとプラスチックバックルだけで構成されていると、どうしても中学生や大学生の通学鞄のようなチープさが出てしまいます。ファスナープル(引き手)やパイピング、ブランドタグの一部に本革があしらわれ、金属製のファスナー(YKKのエクセラなど)が採用されているモデルを選ぶことで、40代にふさわしい品格を担保できます。