視聴者やファンは現在の勢いをどのように受け止めているのでしょうか。SNS、匿名掲示板、Yahoo!知恵袋、そして実際の配信チャット欄を定点観測すると、数字に対する認識のギャップが浮き彫りになります。
ネット上のアンチスレッドやまとめサイトでは「同接が落ちた」「100万人超えライバーの日常配信が以前より伸びていない」といった声が強調されがちです。しかし、実際の現場を取材する記者や熱心なリスナーの実感は大きく異なります。ある20代の熱心なリスナーは次のように吐露しています。
「昔は全員の配信を追う熱量がありましたが、今はライバー数が増えたため、自分の本当に好きなユニット(ChroNoiRやROF-MAOなど)だけを深く追うスタイルに変わりました。YouTubeの登録ボタンは押したままでも、毎日は見ない。でも、リアルライブのチケットは激戦でまったく取れないし、グッズは即完売します。外から見たら登録者が動いていないように見えても、ファンの財布の紐はむしろ固く結ばれています」
この証言が示す通り、にじさんじ同接ランキング推移を詳細に分析すると、平日昼間の雑談や長時間のゲーム配信では数値が分散している一方、『にじさんじ甲子園』などの事務所総出の大型フェスや3Dライブでは、同時接続数が15万〜20万人規模に達する現象が現在も日常的に起きています。ファンが離散したのではなく、コンテンツの供給過多によって視聴時間が細分化されたというのが現場の肌感覚です。