インターネット上やSNSで拡散されている成人式ヘア情報の中には、現場のプロから見るとリスクの高い誤解が含まれています。
代表的な誤解が「前髪は前日や当日の朝に自分で切って微調整すれば良い」という思い込みです。振袖の着付けとヘアセットは普段の洋服とは重心の位置が大きく異なります。普段着の状態で前髪をセルフカットすると、振袖を着て髪をアップにした瞬間に「短すぎて浮いてしまう」トラブルが頻発します。カットは信頼できる美容師に、成人式の3日前から1週間前までに依頼し、当日振袖を着る旨を伝えて長さを設定するのが正解です。
また、「崩れないようにハードスプレーを根元から大量に吹きかける」という対策も逆効果です。スプレーの重みとアルコール成分の水分によって毛束が固まりすぎてしまい、一度風で割れた際に手ぐしで直せなくなるという落とし穴があります。正しいキープには、外側のコーティングではなく事前のベース作りが不可欠です。