Q1:深さや広さ以外に、魚や生物の種類にも違いはありますか?
A1:明確な棲み分けがあります。沼は水深が浅く水生植物が密集し、泥底を好むドジョウ、フナ、ナマズ、ライギョや水生昆虫が豊富です。一方、人工池では錦鯉や外来魚、公園池特有の放流魚が多く見られ、水質管理された環境に適した生物相になります。
Q2:日常会話で「底なし沼」とは言いますが、「底なし池」と言わないのはなぜですか?
A2:沼の底には長い年月をかけて蓄積した植物の腐植土や泥(ヘドロ状の層)が極めて厚く堆積しているためです。足を踏み入れると泥に足を取られて沈み込む危険な性質から「底なし沼」という比喩表現が定着しました。池は底が踏み固められているか護岸されていることが多く、足が沈み込むケースが少ないためです。
Q3:なぜ水深5メートルが境界基準として使われるのですか?
A3:淡水域において太陽光が光合成に必要な光量を保ったまま届く限界深度(補償深度)が、平均的な透明度のもとでおよそ水深5メートル前後であるためです。これより深くなると底生植物が自活できなくなり、湖底の生態系がガラリと変化します。