今回の騒動の根底には、長年日本の自動車業界に渦巻いていた「正規ディーラー」と「民間専門ショップ」の深い溝が存在する。メーカーの厳しいマニュアルと高額な純正パーツ代に縛られるディーラーに対し、柔軟な技術とサードパーティ製品を駆使して低価格で修理を提供する民間整備工場。両者の立ち位置の違いが、視聴者の感情を煽る結果となった。
特にメルセデスユーザーの間では、正規保証と費用対効果のバランスをどう取るべきかというテーマが常に議論の的だ。小田オートの発言は、そうしたユーザーの「安く直したい」という本音を代弁する形となった一方、正規整備の安全基準を重視する層からは強い反発を招く格好となった。