グァバを初めて口にする人が最も気になるのが「グァバの味はどんな味か」という点です。一口で表現するならば、「洋梨の滑らかな舌触り、パッションフルーツやイチゴを思わせる華やかな甘酸っぱさ、そして鼻に抜ける芳醇なトロピカルアロマが融合した味わい」と言えます。
ただし、グァバの風味と食感は果肉の色(果皮ではなく内部の色)によって全く異なる表情を見せます。市場で流通する主要品種は、大きく分けて「ピンク(赤肉種)」と「白(白肉種)」の2系統が存在します。
ピンクグァバ(赤肉種)は、果肉が鮮やかなサーモンピンクから深みのある赤色をしており、完熟すると果肉がねっとりと柔らかくなります。南国特有の強い甘い香りが漂い、まろやかな酸味とコクのある甘みが特徴です。ジュースやジャム、スイーツのピューレ原料として広く普及しているのは主にこの赤肉系です。
一方の白グァバ(白肉種)は、果肉が乳白色から薄いクリーム色をしています。台湾や東南アジアで日常的に親しまれているタイプで、適熟期はサクサク、シャキシャキとした青リンゴや梨に近い歯ごたえがあります。酸味が穏やかで非常にすっきりとした爽快な後味を持ち、現地では梅粉(甘酸っぱいスパイス粉)や塩を振って野菜感覚のスナックとして楽しまれています。