近年の地球温暖化は、都市部に暮らす高齢者や経済的困窮層にとって死活問題となっている。特に2026年の夏は記録的な猛暑が続いており、エアコンの電気代を払えない世帯や、自宅で孤立する高齢者の熱中症リスクが極めて高い。こうした事態を受け、センターは冷房の効いたロビーやフリースペースを「クールオアシス(一時避難所)」として開放し、地域住民の命を守るセーフティネットとして機能させている。
単に涼しい場所を提供するだけではない。訪れた人々に対してケースワーカーがさりげなく声をかけ、潜在的な生活困窮や健康不安を早期に察知する取り組みも行われている。水面下で進行する孤立死を防ぐための、極めて実践的なアプローチだ。