メディアにおける描かれ方も、この数年で大きなパラダイムシフトを迎えている。かつてのような「イジりの対象」としての扱いには、視聴者から厳しい視線が注がれるようになった。SNSの普及により、当事者自らがダイレクトに発信できるようになったことも大きい。
YouTubeやTikTokでは、自身の日常やメイク技術、さらにはホルモン治療のリアルな体験談を軽快に語るクリエイターが人気を集める。彼女たちはもはや、テレビ局が用意した「ニューハーフ」という枠組みにはまろうとはしない。等身大の自分を発信し、ファンと直接つながることで、ステレオタイプを内側から崩しつつある。