宮沢りえと夫である森田剛の運命的な出会いは、2016年8月に上演された舞台『ビニールの城』でした。希代の演出家・蜷川幸雄氏の遺作となったこの過酷な稽古場で、互いに妥協を許さない演技への執念をぶつけ合った二人は、急速に魂を通わせるようになります。劇作家・唐十郎氏の難解な戯曲に向き合うなか、宮沢りえは稽古場で誰よりもストイックに役柄と格闘する森田剛の佇まいに、表現者として強いリスペクトを抱いたと当時の舞台関係者は証言しています。
1973年4月生まれの宮沢りえと、1979年2月生まれの森田剛。二人の間には約6歳の年齢差が存在します。しかし、芸能界の第一線で10代から独自の孤独と重圧を背負い続けてきた二人の間に、年齢の壁は微塵も存在しませんでした。舞台終演後の2016年秋には週刊誌によって代官山蔦屋書店での堂々とした手つなぎデートや沖縄旅行がスクープされましたが、隠し立てすることなく自然体で愛を育む姿が大きな共感を呼びました。
そして2018年3月16日、二人はファンクラブ向けの封書と報道各社への直筆連名ファクスを通じて結婚を正式発表しました。その書面には「公私ともに寄り添い、お互いを高め合っていきたい」という実直な誓いが刻まれていました。世間を驚かせた電撃婚から月日を重ねた現在も、互いの出演舞台の初日や千秋楽には劇場へ足を運び、誰よりも鋭く温かい目で舞台上の姿を見つめ合う関係性が続いています。