青島俊作と室井慎次。この2人の関係性こそが『踊る』の背骨だった。2024年の映画『室井慎次 敗れざる者』『生き続ける者』で、柳葉敏郎は室井というキャラクターのひとつの終着点を描ききった。秋田の地で静かに暮らす室井の姿は、かつてのキャリア官僚としてのギラつきを超えた、深い人間味に満ちていた。
一方で、ファンが渇望してやまないのが織田裕二の本格復帰だ。実は、室井の映画のラストにおいて、青島を思わせる「あの後ろ姿」が映し出された瞬間、映画館にはどよめきが走った。織田自身、近年は落ち着いた役どころが増えているが、やはり「緑のモッズコート」を着た彼を見たいという需要は衰えない。2026年現在、彼が再びスクリーンで主役を張るための交渉が極秘裏に進んでいるという噂は、業界内でも絶えない。