ライブ配信プラットフォームやTikTokなどのショート動画を開けば、「る」から始まる言葉だけで白熱したバトルを繰り広げるインフルエンサーたちの姿が日常的に流れてくる。若年層の間では、あえてマイナーな学術用語や地名を繰り出すことで「知性」と「ユーモア」をアピールする動画が数百万再生を叩き出す事態も起きている。
一方で、シニア層が集う地域コミュニティやデイサービスでも、回想療法や会話のきっかけとしてこのテーマが重宝されている。世代間のギャップを飛び越え、老若男女が対等に知恵を絞り合える共通の土俵。情報が溢れ返る現代において、一文字の音をめぐるシンプルなやりとりが、人間らしい温かみのあるコミュニケーションを再構築している。